「介護士って体力がないとできない?」
「ずっと利用者さんを抱えるような仕事なの?」
「体力に自信がなくても介護士になれる?」
これから介護職を始めようと考えている人の中には、体力面が心配な人もいると思います。
僕自身、実際に介護士として働いていて、体力を使う仕事だと感じることはあります。
入浴介助や排泄介助、移乗介助など身体を使う仕事がありますし、勤務中に施設内を何度も移動することもあります。
さらに僕の場合は、16時間の夜勤も月4〜5回あります。
ただ、介護は単純に「力がある人ほど向いている仕事」というわけではありません。
今回は現役介護士として働いている僕が、介護士にはどのくらい体力が必要なのか、実際にどんな場面で身体を使うのかを紹介します。
介護士は体力を使う仕事?
実際に働いている僕としては、介護士はある程度体力を使う仕事だと思います。
デスクワークのように一日中座っている仕事ではありません。
利用者さんの居室へ行ったり、トイレ介助をしたり、食事の準備をしたりと、勤務中は動くことが多いです。
ただし、ずっと重いものを持っているような仕事でもありません。
介護には身体を使う仕事だけでなく、
・利用者さんの見守り
・記録
・申し送り
・食事の準備
・水分提供
・利用者さんとのコミュニケーション
など、さまざまな仕事があります。
そのため、「介護=一日中力仕事」ではないというのが実際に働いている僕の感覚です。
移乗介助では身体を使う
体力を使う場面の一つが移乗介助です。
ベッドから車椅子へ移ったり、車椅子からベッドへ戻ったりするときに介助することがあります。
利用者さんによって、自分でできる動作は違います。
ほとんど自分で立てる人もいれば、多くの介助が必要な人もいます。
ただ、力だけで利用者さんを動かそうとすると、介護士側の身体にも負担がかかります。
僕自身も腰への負担を感じることがあります。
だからこそ、利用者さんができる動作を活かしたり、無理な場合は他の職員と協力したりすることが大切だと思っています。
入浴介助はかなり身体を使う
僕が身体を使うと感じる仕事の一つが入浴介助です。
入浴介助では、
・浴室までの移動
・衣類の着脱
・洗身
・浴槽への出入り
・入浴後の着替え
などを介助します。
さらに浴室内は暑く、介護士はその中で動き続けます。
利用者さんの安全にも注意しながら介助する必要があるので、入浴介助が続いた日は身体的に疲れることがあります。
僕自身も、
「今日は入浴介助で結構疲れたな」
と感じることがあります。
排泄介助でも体力を使う
排泄介助でも身体を使います。
トイレまでの移動や立ち座りを支えたり、ベッド上でおむつ交換をしたりします。
特におむつ交換では中腰になることがあり、それが何人も続くと腰への負担を感じることがあります。
そのため僕は、ベッドの高さを調整するなど、できるだけ無理な姿勢にならないようにすることが大切だと思っています。
身体を使う仕事だからこそ、介護士自身の身体を守りながら介助することも重要です。
日勤は動き回ることが多い
僕の日勤は8:00〜17:00です。
朝は朝食後の下膳や口腔ケア、トイレ誘導などから始まります。
その後も水分提供や記録、昼食準備、おやつの準備、シーツ交換、ゴミ捨て、利用者さんの見守りなどがあります。
入浴介助がある日もあります。
そのため、日勤では一日を通して施設内を移動することが多いです。
「重いものを持つから疲れる」というより、一日中動いていることで疲れる日もあるという感覚です。
夜勤は長時間勤務という大変さがある
僕の夜勤は、
16:45〜翌8:45
までの16時間勤務です。
途中に2時間の休憩があり、仮眠することもできます。
それでも夕方から翌朝まで勤務するので、日勤とは違う体力的な大変さがあります。
僕の場合、特に朝5時を過ぎたあたりから眠気や疲れを感じやすくなります。
その後は起床介助や朝食などもあるため、夜勤では単純な筋力だけではなく、長時間働く体力も必要だと感じています。
力が強ければ介護が上手いわけではない
介護職というと、
「力がある男性の方が有利なのでは?」
と思う人もいるかもしれません。
確かに身体を使う場面で男性職員が頼られることはあります。
僕自身も男性介護士として働いていて、身体を使う介助を頼まれることがあります。
ただ、力が強いから介護が上手いとは限りません。
無理に力だけで介助すれば、利用者さんにも介護士にも負担がかかります。
利用者さんの身体の動きを理解したり、福祉用具を使ったり、他の職員と協力したりすることも大切です。
介護は力任せにする仕事ではないと僕は感じています。
体力に自信がなくても介護士になれる?
これから介護士になりたい人が、
「自分は体力がないから無理かもしれない」
と思っているなら、最初から諦める必要はないと思います。
体力に自信がない人でも、介助方法を覚えたり、福祉用具を活用したり、必要に応じて他の職員と協力したりすることで働くことはできます。
最初から十分な体力があることよりも、無理に一人で介助しないことや、自分の身体に負担をかけにくい方法を覚えていくことの方が大切だと僕は感じています。
僕自身も介護の仕事を始めたときは無資格からのスタートでした。
最初からすべての介助方法を知っていたわけではありません。
実際に働きながら介助方法を覚え、利用者さんによって対応を変えることを学んできました。
仕事を続けていく中で、身体の使い方や仕事の流れにも少しずつ慣れていきます。
もちろん体力を使う仕事ではあります。
ただ、体力だけで介護士に向いている・向いていないが決まるわけではありません。
無理をしないことも介護士には大切
介護をしていると、
「これくらいなら一人でできる」
と思うことがあります。
でも、無理な介助を繰り返して身体を痛めてしまえば、仕事を続けることが難しくなる可能性があります。
一人で難しい介助なら他の職員に声をかける。
ベッドの高さを調整する。
使える福祉用具があれば活用する。
こうした工夫をすることも、介護士として長く働くためには大切だと思います。
無理をすることと頑張ることは違うと僕は考えています。
まとめ
介護士は、ある程度体力を使う仕事です。
移乗介助・入浴介助・排泄介助など身体を使う仕事がありますし、勤務中に施設内を動き回ることもあります。
また、夜勤では長時間勤務による疲れもあります。
ただし、
「介護士=力が強くないとできない仕事」
ではありません。
利用者さん自身の力を活かすことや、正しい介助方法、福祉用具、職員同士の協力なども重要です。
体力に自信がないからという理由だけで、介護職を諦める必要はないと思います。
僕自身、実際に働いていて大切だと感じるのは、自分の身体も守りながら無理のない介助を続けることです。
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