介護士は利用者とのコミュニケーションが難しい?現役介護士が意識していることを紹介

介護の仕事

介護士の仕事では、食事介助や排泄介助、入浴介助などの身体介護だけではなく、利用者さんとのコミュニケーションも大切です。

僕も普段から利用者さんと会話をしますが、全員に同じ話し方をしているわけではありません。

聞こえ方や理解のしやすさ、そのときの状態などは利用者さんによって違います。

僕が実際にコミュニケーションを取るときは、

・目線を合わせる
・真正面ではなく少し斜めの位置にいる
・敬語を使う
・子ども扱いをしない
・利用者さんに合わせて声の大きさを変える

といったことを意識しています。

今回は、現役介護士の僕が利用者さんとコミュニケーションを取るときに実際に意識していることを紹介します。

介護士にコミュニケーションは必要?

介護の仕事では、利用者さんとコミュニケーションを取る機会がたくさんあります。

普段の会話はもちろん、

・食事介助
・排泄介助
・入浴介助
・移乗介助
・体調の確認

など、さまざまな場面で声をかけます。

介助をするときも、何も言わずに突然身体に触れるのではなく、これから何をするのか伝えることが大切だと思っています。

また、普段の会話から利用者さんの様子や変化に気づくこともあります。

そのため、介護士にとってコミュニケーションも大切な仕事の一つだと感じています。

利用者さんと目線を合わせて話す

僕がまず意識しているのが、利用者さんと目線を合わせることです。

車椅子に座っている利用者さんに対して、自分が立ったまま上から話しかけるのではなく、できるだけ相手と目線が合うようにします。

利用者さんの表情も見ながら話すことで、こちらの話が伝わっているか確認しやすくなります。

ただ近くに行って話せばいいというわけではなく、相手が話しやすい距離や位置を考えることも大切だと思っています。

真正面ではなく少し斜めの位置にいる

僕は利用者さんと話すとき、目の前に真正面から立つのではなく、少し斜めの位置にいることも意識しています。

真正面から近づいたり立ったりすると、人によっては圧迫感を感じることがあります。

そのため、相手の様子を見ながら少し斜めの位置から話しかけるようにしています。

もちろん、利用者さんの状態や周囲の環境によって適切な位置は変わるため、必ずこの位置でなければならないということではありません。

大切なのは、自分が話しやすい位置ではなく、利用者さんが安心して話せる位置を考えることだと思っています。

利用者さんには敬語を使う

僕は基本的に、利用者さんには敬語を使って話すようにしています。

毎日関わっていると利用者さんとの距離が近くなってくることもあります。

それでも、友達と話すのと同じような感覚にならないようにしています。

介助をする側・される側という関係であっても、利用者さんは自分より長く人生を歩んできた一人の大人です。

親しみやすさは大切ですが、馴れ馴れしくなりすぎないことも意識しています。

利用者さんを子ども扱いしない

高齢だからといって、利用者さんを子どものように扱わないことも大切だと思っています。

たとえば必要以上に幼い言葉を使ったり、本人の意思を確認せずにこちらだけで決めたりしないようにしています。

介護が必要になっても、その人自身の考えや気持ちがあります。

だからこそ、できるだけ本人の気持ちや意思を尊重しながらコミュニケーションを取ることを意識しています。

利用者さんに合わせて声の大きさを変える

声の大きさも、全員同じではありません。

小さな声でも聞こえる人もいれば、少し大きな声で話した方が伝わりやすい人もいます。

そのため僕は、利用者さんに合わせて声の大きさを調整するようにしています。

ただ単純に大声で話せばいいわけではありません。

相手の反応を見ながら、聞き取りやすい音量で話すことが大切だと思っています。

周囲に他の利用者さんがいることもあるため、必要以上に大きな声にならないようにすることも意識しています。

認知症の利用者さんには否定から入らない

認知症の利用者さんと話す場合は、さらに対応を変えることがあります。

僕が特に意識しているのは、頭ごなしに否定しないことです。

こちらが「違います」と強く否定することで、利用者さんが興奮してしまうことがあります。

そのため、まずは利用者さんの話や気持ちを受け止めるようにしています。

たとえば「家に帰りたい」と言われた場合も、すぐに「帰れません」と言うのではなく、なぜ帰りたいのか聞いてみます。

理由が分かれば、その利用者さんに合った対応を考えられることもあります。

利用者さん全員に同じ対応をしない

介護のコミュニケーションで大切だと思うのが、全員に同じ対応をしないことです。

聞こえ方も違えば、性格や認知機能、その日の体調なども違います。

ある利用者さんには伝わった声かけでも、別の利用者さんには伝わらないことがあります。

そのため、

「この言い方なら絶対に大丈夫」

と決めるのではなく、相手の反応を見ながら対応を変えることが大切だと感じています。

コミュニケーションがうまくいかないこともある

どれだけ気をつけていても、コミュニケーションがうまくいかないことはあります。

介助を拒否されたり、こちらの話がうまく伝わらなかったり、利用者さんが興奮してしまったりすることもあります。

そんなときに無理にその場で解決しようとせず、

・一度離れる
・時間を置く
・別の職員に対応してもらう

など、状況に合わせて対応を変えることもあります。

一人で無理に対応し続けないことも大切だと思っています。

まとめ|利用者さん一人ひとりに合わせたコミュニケーションを意識する

介護士として利用者さんとコミュニケーションを取るとき、僕が意識しているのは、

・目線を合わせる
・真正面ではなく少し斜めの位置にいる
・敬語を使う
・子ども扱いをしない
・利用者さんに合わせて声量を調整する
・頭ごなしに否定しない
・一人ひとりに合わせて対応する

といったことです。

介護では、同じコミュニケーション方法がすべての利用者さんに合うわけではありません。

利用者さんを一人の大人として尊重しながら、その人が安心して話せる方法を考えることが大切だと、実際に働いていて感じています。

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