介護士の申し送りでは何を伝える?現役介護士が実際に意識していることを紹介

介護の仕事

「介護士の申し送りって何を伝えるの?」

「全部の出来事を細かく話す必要がある?」

「申し送りでは何を意識すればいい?」

これから介護職として働く人や新人介護士の中には、申し送りについて不安に感じている人もいると思います。

介護施設では早番・日勤・遅番・夜勤など、複数の勤務者が交代しながら利用者を支援します。

そのため、自分が勤務していなかった時間帯に何があったのかを把握するためにも、申し送りは大切です。

僕自身、申し送りをするときに特に意識しているのが、重要なことを端的に伝えることです。

今回は、実際に介護現場で働いている僕が、申し送りではどんなことを伝えているのか、実際に意識していることを紹介します。

介護士の申し送りとは?

介護現場の申し送りは、その時間帯にあった重要な出来事などを、次の勤務者などへ共有することです。

介護施設では24時間利用者が生活しているため、一人の職員がすべての時間帯の様子を把握することはできません。

そのため、勤務を交代するときなどに必要な情報を共有します。

申し送りを受けることで、自分が勤務していなかった時間帯に利用者に何があったのかを把握しやすくなります。

僕が申し送りで伝えていること

僕の場合、申し送りでは普段と違うことや重要なことを中心に伝えています。

利用者の日常生活では毎日さまざまなことがあります。

そのすべてを細かく話していたら、申し送りだけでもかなり時間がかかってしまいます。

そのため僕は、

「次の勤務者が知っておいた方がいいことは何か?」

を考えながら、重要な内容を伝えるようにしています。

普段と違う様子があれば伝える

申し送りで大切だと思っているのが、普段と違うことを伝えることです。

毎日利用者と関わっていると、普段の様子がある程度分かってきます。

だからこそ、

「今日はいつもと少し違う」

という変化があった場合は、次の勤務者にも伝えておくことが大切だと思っています。

小さな変化でも、その後の体調変化などにつながる可能性があります。

申し送りで共有しておけば、次の勤務者もその利用者の様子を意識して見ることができます。

事故があった場合も申し送る

勤務中に事故があった場合も、重要な申し送りの一つです。

事故があったことを知らないまま次の勤務者が対応するのと、事前に知ったうえで対応するのでは違います。

そのため、事故があった場合は必要な内容を共有します。

特にその後も利用者の状態を確認する必要がある場合は、次の勤務者が把握しておくことが大切です。

申し送りだけですべてを済ませるという意味ではなく、施設で必要な記録や対応を行ったうえで、必要な情報を共有するようにしています。

看護師からの指示は夕礼で共有される

僕の職場では、夕礼で看護師から利用者の状態について共有されることがあります。

例えば、日中に利用者に発熱などの体調変化があり、

「夜勤でもバイタルを測ってほしい」

という指示が出ることがあります。

こうした内容を夕礼で共有してもらい、夜勤帯でも継続して確認します。

介護士だけで判断するのではなく、看護師からの指示や共有された内容を確認して対応することも大切です。

特に体調に変化がある利用者については、夜勤に入る前に必要な情報を把握しておくようにしています。

申し送りでは重要なことを端的に伝える

僕が申し送りで一番意識しているのは、端的に重要なことだけを伝えることです。

たくさん話せば良い申し送りになるとは限らないと思っています。

情報が多すぎると、本当に重要なことが分かりにくくなることもあります。

そのため、

・普段と違うこと
・事故など重要な出来事
・その後も確認が必要なこと

などを中心に伝えています。

もちろん必要な情報まで省略してしまうのはよくありません。

僕が意識しているのは、必要な情報を削ることではなく、重要な内容を分かりやすく伝えることです。

申し送りを受ける側も重要

自分が申し送りをするだけではなく、申し送りを受けることもあります。

特に夜勤では、自分が出勤するまでの日中の様子をすべて見ているわけではありません。

だからこそ、申し送りや夕礼で共有された情報を確認してから勤務に入ることが大切です。

普段と違う様子があった利用者や、継続して状態を確認する必要がある利用者がいれば、その情報を把握したうえで夜勤帯の対応をします。

申し送りは単に「聞いて終わり」ではなく、その後の勤務で必要になる情報を引き継ぐためのものだと感じています。

新人の頃は全部覚えようとしなくてもいい

新人介護士の場合、

「申し送りの内容を全部覚えないといけない」

と考えてしまうこともあると思います。

ただ、最初からすべてを完璧にできる必要はないと思います。

僕自身、新人の頃は利用者の名前や介助方法、仕事の流れなど、覚えることがたくさんありました。

まずは利用者について知りながら、どんな情報が次の勤務者にとって重要なのかを少しずつ覚えていけばいいと思います。

分からないことがあれば、自分だけで判断せず先輩職員などに確認することも大切です。

申し送りは利用者の安全にもつながる

申し送りは職員同士の情報共有ですが、最終的には利用者の安全にもつながるものだと思っています。

例えば、日中に普段と違う様子があったことを夜勤者が知らなければ、その後の変化に気づくのが遅れる可能性があります。

反対に、

「今日はいつもと違う様子があった」

と事前に分かっていれば、勤務中にその利用者の状態をより意識して確認できます。

だからこそ、重要な情報を次の勤務者へ伝えることが大切だと感じています。

まとめ|申し送りでは重要なことを端的に伝える

介護士の申し送りでは、その時間帯にあったことを何でも細かく話せばいいわけではないと思っています。

僕が実際に意識しているのは、重要なことを端的に伝えることです。

特に、

・普段とは違うこと
・事故などの重要な出来事
・その後も確認が必要なこと

などは、次の勤務者が把握できるように伝えています。

また僕の職場では、日中に発熱などがあった場合、看護師から「夜勤でもバイタルを測ってほしい」といった内容が夕礼で共有されることもあります。

申し送りや夕礼で必要な情報を共有することで、勤務する職員が変わっても利用者の状態を継続して確認できます。

新人の頃は申し送りも難しく感じるかもしれませんが、まずは「次の勤務者が知っておくべき重要な情報は何か」を意識するところから始めるといいと思います。

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